リーティアの隙あらば音楽語り

サブカル系音楽を中心に自分が気に入ったものを布教するだけのブログです

2019年のMy神曲セレクション10 (その2)

クリスマスも終わって新年まっしぐらですね。出来ればあと1回くらいこのブログを更新したいので急ピッチで書いていくぞと。さて、今回は今年の10曲下半期編ですね。特に秋はほんとに神曲の宝庫だったんですけど...。迷いに迷った末に選んだ残り5曲、発表しましょう。

 

6. Summer Delay / ClariS

作詞・作曲・編曲  永野小織, 長沢知亜紀    8/14発売

 

Summer Delay

Summer Delay

  • provided courtesy of iTunes

 俺妹、まどマギの主題歌で大ヒットを飛ばして来年で活動10周年になる...ってやばない?俺妹10年前だってよ(その頃まだオタクになってなかったけど)

この曲は夏をコンセプトにしたミニカバーアルバム(ザ・ピーナッツとかわけわからん時期まで遡ってる)に収録されたオリジナル曲ですね。この曲の魅力は80~90年代のアイドルソングのようなキャッチーさと前衛的なサウンドを両立している点かなぁ、と。ピアノの旋律がかなり目まぐるしく動いている中で、それが全く邪魔になっておらずにいいアクセントになってる点だったり、後は「Summer Delay」って題名だけあって全体的にディレイが多くあしらわれているのも気に入りましたね。これだけの音数を入れてる中でキャッチーに仕立てるアレンジ力はかなりのものだと思う。作曲者の永野さん、長沢さんは3年前くらいから彼女達の楽曲に参加していて、既存の路線とはまた違う音楽をかなり作ってくれてますね。和楽器バンドのような雅さと攻撃性を両立した「Butterfly Regret」や大胆なホーンセクションが特徴的な「Fairy Party」などは特にオススメ。代替わりしてからヒトリゴトくらいしか知らないって人はぜひ聴いてください。

 

7. #Love feat. Ann, gaku / supercell

作詞・作曲・編曲  ryo(supercell)    9/11発売


#Love feat. Ann, gaku

あのsupercell新ボーカルオーディションが開催されてからいつ始動することやら...と待っているうちに3年が経って、ついに来ましたよ。どんだけ待たすんですかryoさん。

で、もう公開直後に聴きましたよ。そして思いましたね。

やばいのが来た。

開幕からお洒落なテンションコードに鳥のさえずりを入れるサウンドのこだわりよう。と思いきや、Bメロから綺麗なストリングスが入ってくる。すでに鳥肌。そしてサビからが新生supercellの真骨頂、男女デュエットですね。これが見事にハマった。ryoさんの楽曲で男性がボーカルを務めたのはTHE GOMBANDのBraveheartとマギのキャラソンくらいしかなくて、果たして今回はどうなるかと思えばしっかり溶け込んでる。Dメロでの掛け合いなんか極上ですよ。ちゃっかり今流行りの分数augなんかも入ってるし。そして歌詞もすごい。ryoさんは昔から特に尊敬するクリエイターだったけどさらにその念は深まりましたね。

カップリングのNanairo Nightって曲は女性ボーカルオンリーなんだけど、EGOIST寄りのEDM調の楽曲で、ぶち上がること間違いなしです。今後の活動ももう期待するしかない、、、

 

8. 最後の恋煩い / Official髭男dism

作詞・作曲  藤原聡  編曲  Official髭男dism     10/9発売

 

最後の恋煩い

最後の恋煩い

  • provided courtesy of iTunes

 秋に発売された髭男のメジャー1stアルバムから。全体的にバンドの持ち味がよく出てていいアルバムだなって思うわけだけど、その中でもこれはやばい。まさに昭和から平成にかけて流行したシティポップを現代風に再解釈した一曲。2015年くらいから国内でのシティポップの再評価だったりとか、海外でも新たな音楽のジャンルとしてまた火が付きつつあるわけで、それこそという一時の山下達郎を模したようなジャンクフジヤマっていうアーティストや、昭和歌謡をベースにした音楽性をもつNight Tempoっていう韓国人トラックメイカーが現代になって現れたりしてるわけだけど、とうとうそうしたムーブメントが邦楽業界のメインストリームにまで浸透した証拠じゃないかな。それでも、懐かしさはあっても古めかしさみたいなのは全然ないのは、このバンドの実力あってこそなんじゃないかって思います。もしPretenderしか知らない、みたいな人がいたらいろいろチェックしてみてほしいですね。多彩なサウンドのレパートリーを持っていて、ちゃんと実力で売れてることを分かってもらえると思うので。

 

9. glare / livetune feat. 初音ミク

作詞・作曲・編曲  kz    11/3 YouTubeにて公開(発売未定)

 


livetune feat. 初音ミク「glare」[禍つヴァールハイト]

今年のkzさん、ミクの新曲を2個も書き下ろしてくれたり、ナナシスの「HEAVEN'S RAVE」の他にアイナナやにじさんじへの楽曲提供、さらにIDOLY PRIDEとかいう新プロジェクトの主題歌とか心配になるくらい仕事しててオタクとしては嬉しい限りなんだけど、個人的に一際強かったのがこの曲。エモロックみたいなギターから始まる時点で普通のkz曲じゃなくて、その後はテンポ速めのトランスみたいな感じになっていくんだけど、もう脳汁ドバドバですはい。そしてそこにさらに追い討ちをかけてくるのが2番後の間奏のTrap部分。これはまさにHEAVEN'S RAVEで試したサウンドが応用されてますね。もうこの際はっきり言いますがこの曲は完全に麻薬です。これを取り締まれないうちは警察もまだまだですね(褒め言葉)

余談として、この後書き下ろしたアイナナの新曲「Mr.AFFECTiON」もめちゃくちゃハードなトラックで中毒性は極悪。さっき俺妹が10年前だの言ったけどkzさんのトラックもあの頃からかなり覚醒しちゃいましたね...(歓喜)

 

10. Q-vism / Who-ya Extended

作詞・作曲・編曲  Who-ya Extended    11/27発売


TVアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス 3」ノンクレジットOP

こりゃあとんでもない新人が来ちまったもんだな。

春頃にPSYCHO-PASS3のPV第1弾が発表されたときにこの曲が既に解禁されてて、これを歌ってるアーティストは何者なんだと思ってめっちゃ考察したんですよね。個人的にはBOOMBOOMSATELLITES中野雅之さんが新人ボーカルをフィーチャリングしたんじゃないかとか推測してたんですけど、蓋を開けてみれば全くの新人。インディーズの活動経歴とかも一切ない。しかも弱冠20歳。20歳ってことはつまり1期放送当時まだ中1ですよ。どっからこんな新人発掘してきた...? そしてサウンドの作りこみ方、全く以て新人のレベルじゃない。インダストリアルロックとして完成されてますね。これからへの期待という意味も込めて今年の10曲入りです。

ちなみに劇場版主題歌も既に続投が発表されていて、その主題歌である「Synthetic Sympathy」はボカロを思わせる譜割が特徴的なアップテンポの楽曲っぽいですね。やはり少なからずネットの音楽の影響は受けていそう。いずれにせよ全貌が楽しみでならないですね。

 

 

はぁ、はぁ、疲れた...。やっと10曲選び終わりです。いやー迷った。他にも紹介したい曲だらけなんだけどそんなことしてたら時間がいくらあっても足りないので今回はこれだけ。結局アニソンばっかになっちゃったけど、キャラソンとか声優ソング方面は他のもっとお強い皆様方にお任せして歌手の曲で固めておきました。あと慣れなのか何なのかわかんないけど明らかに後編の方が前編より内容分厚くなっちゃいましたね。許して。この中でもし好きな曲あるよーとか聴いてみて気に入ったーって方いたらどんどん反応待ってますのでよろしくね!

それじゃあ、今年のクリスマスはどうだったでしょうか?もう今後1年はクリスマスは来ないから気が楽だね!よいお年を!って言いたいとこですがまだあと1回は年内に更新させてください。。。それじゃあ今回はこの辺で。最後まで読んでくれたそこのあなた、今回もありがとうね。