リーティアの隙あらば音楽語り

サブカル系音楽を中心に自分が気に入ったものを布教するだけのブログです

9月のお気に入り曲紹介 その1

こんにティア~!

 

いやー、久しぶりに記事が伸びて嬉しくなっちゃいましたね。ブログ、伸びると自己肯定感もモチベも上がるよね... いやほんと、たくさん読んでくださってありがとうございました。あとフォロワーも増えました。ありがとうございます。

9月もどんどんいい曲が出てきているので印象的だったものを紹介していきたいと思います。またゆる~くお付き合いください。

 

 

I am who I am - 鹿乃

作詞:鹿乃 作曲・編曲:Nor 9月2日発売「なだめスかし Negotiation」c/w曲

 

7月に紹介した宇崎ちゃんアニメのOPのカップリングとして収録された曲で、プロデュースは以前にも「光れ」で編曲を担当されたNorさんです。電音部ハラジュクエリアの楽曲がリリースされたのはこの翌週なのでNorさんとしては2週連続の楽曲リリースになりますね。この曲は鹿乃さんは「今までのイメージとはガラッと変わった曲」と予告していたんですが、まさにその通りでした。Norさんのサウンドとしてもかなりこれまでのイメージとは打って変わってきたなという感じ。電音部の曲がドロップを除いて全面的にらしさを出してきてたのとは割と対照的だと思います。「私は私」という曲名が示す通り自分らしくあろうという決意が鹿乃さん自身の言葉で綴られていて、ゆるくて可愛い感じの表題曲とのコントラストが印象的です。サウンドもTrapなどの要素を組み込んだまさに先端のダンスミュージックで、Norさんの持ち味のKawaii系とはまた違ったスタイリッシュな楽曲に仕上がっていると思います。

またNorさんは月末にも三月のパンタシアへの楽曲提供も控えていて、今かなりメジャーに積極的に進出しています。他にも今期にYUC'eさん、来期にはYunomiさんが立て続けにアニメ主題歌をリリースするなど、今年に入ってこのクラブ界隈から新たなムーブメントがどんどん起きようとしていて、おそらく電音部もその一つでしょう。とても楽しみですね。

 

 

くもりぎみ - CYNHN

作詞・作曲:渡辺翔 編曲:笹川真生 9月9日発売

 

先日アニソン派!でも言及され、今アニソン楽曲派界隈から急速に注目度を上げているCYNHNの新曲です。編曲はシンガーソングライターMao Sasagawaとしても活躍する笹川真生さんで、CYNHNの楽曲への参加は「解けない界面論」に続き2作目です。この曲の特徴が8分の6拍子であることと6341のコード進行で、かなり哀愁を感じる要素になっている気がします。あと個人的に君の名は。の頃のRADWIMPSの音使いと少し似ていたっていうのも哀愁を感じるところではあります。またこの曲、すごくいいなって思った部分があって、それが1番と2番のサビの歌詞とそれに対応した歌い方をしているところなんですよ。1番が「絶えず絶えず空曇ってばっかの僕だ」で「T」「B」みたいな硬い感じの子音で、2番は「読んで読んでもっと空覆いつくして」で「Y」「O」と柔らか目の発音で、1番はかなりアクセント強めで刻むように歌うんですが2番はなだらかに歌っているんですよね。かねてから作詞家としての渡辺翔さんには一目置いていましたが、もしここまで計算のうちだったとしたら本当に恐れ入ってしまいます。

CYNHN、楽曲、歌唱のレベルの高さはもちろん、歌の内容自体も結構内向的なものも多いので、あのキラキラしたアイドルソングはちょっと、、みたいな方にも自信を持ってお勧めできるのが良い所です。ぜひに。

 

Gravity - BUMP OF CHICKEN

作詞・作曲:藤原基央 編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR 9月10日発売


BUMP OF CHICKEN「Gravity」

藤原基央、結婚おめでとう!!!!!!!

藤原基央も結婚とかしようとしてたんだ...っていう純粋な驚きがデカいですね。チャマの不倫騒動はまぁ...チャマだしな......くらいに思ってなくもないんですが。

BUMPのすごいところってバンドの音はすごい勢いでアップデートしてるのに表現の芯そのものは20年間一度も変えてないところかなって思ってます。この曲もエレクトロニカのような具体音を入れていたり、本格的な編成のストリングスを入れていたり、バンドの音楽としてはかなり挑戦的なものだと思うんですが、それでも確かにこれはBUMPの歌だってすんなり受け取れる。当たり前のようでめちゃくちゃすごいと思うんですよこれ。ただでもこの曲は藤原基央が「結婚した」ことによってより表現に重みが増してるのかなって思うところもあります。「見つけた言葉いくつ繋げたって遠ざかる 今一番伝えたい想いが胸の中声を上げる」なんて歌詞を今まではこの人は人生何周目なんだみたいな心持ちで聴いてたと思うんですけど、結婚したって聞いた後で聴けばああ、この人も同じ人間なんだなみたいな感情になるんですよね...分かってもらえるだろうか...

思い思われふりふられ、実はまだ見てなくてですね...早く見に行かないとな...

 

作詞:橋本鍾愛、生亀貴之 作曲・編曲:Snail's House 9月18日発売


【獣神化記念!新曲公開】 Two for all「LINK」ミュージックビデオ(MV)【モンソニ!|モンスト公式】

モンスト全く分かんないんですけどSnail's Houseの楽曲ということで紹介... なんか今回Norさんの楽曲も紹介してたり聴いてる音楽全体が電音部に寄ってるのバレバレですね。

いや、Snail's House、もといUjico*さんが書いた声優ソングを聴ける時代に突入してしまったなんてこんな幸せなことがあるのか...? マジで10年に一度のサブカルソング大変革期に立ち会えてるかもしれないことへの感慨深さが止まらない... Kawaii Future Bassの雰囲気を維持しつつもさらにDrum'n'Bass、IDMの要素を取り入れたサウンド、彼が5月にリリースした楽曲「Twinklestar」と雰囲気が近いです。電音部のPrincess MemeismがかなりKawaiiに特化していたのに比べたらスタイリッシュな仕上がりで、音の振り幅かなりあるなって思います。歌っているのは本渡楓さんと石原夏織さんなんですけどお二方ともkzさんの楽曲も歌ったりしていることもあってかエレクトロサウンドとの相性抜群ですね。インターネットのクラブミュージックもさすがに5年も経つとある程度飽和というかパターン化されてきてしまう節はあるのですが、それがアニソンに持ち込んできてもらえる分には新鮮な気持ちで聴けるのと、ジャンル間の融合によって新しいサウンドが生まれてくることへの期待の意味でも、トラックメイカーにどんどんこっちの音楽作ってほしい気持ちです。

 

 

4曲とちょい少なめですがあともう1本書きたいのでとりあえず今回は終わり!w

 

ところで皆さん、「いただきバベル」はもう聴きましたか????


電音部-港白金女学院-『いただきバベル (Prod. ケンモチヒデフミ)』試聴動画

いややばない??????アザブエリアは80sコンセプトって聞いてたんですけどバチクソかっこええやんこれ... ケンモチヒデフミさん恐れ入った...

前回の記事、ほんとにたくさんの方に読んでいただきありがとうございました... アザブ、シブヤについても曲が出揃ったところで前回以上のボリュームの記事を書きたいと思います。2記事合わせたら2万字いくぞこれ... もういっそこれ卒論ってことにならん?ならん了解 とにかく自分で言うのもなんですがこの記事、読んでもらえればより電音部の楽曲を深く楽しんでもらえると思います。。。

letia-musiclover.hatenablog.com

 

 もうその1ってタイトルにしちゃったので後に退けないのでもう1記事今月中に書くぞの気持ちです。しばしお待ちを...ということで今回もお付き合いくださった皆様方へ感謝でございました。。。次回もよろしくお願いします、、、