リーティアの隙あらば音楽語り

サブカル系音楽を中心に自分が気に入ったものを布教するだけのブログです

新コンテンツ「AKROGLAM」が絶対面白いので紹介する

こんにちは!最近1つ歳をとったばかりの管理人です。あとなんかいろいろ書きたいことがあったのにうまく文章にできずに下書きに謎の文書が大量に溜まってたりしてます。

もうなんか書くこともないので早速今回の本題に行っちゃいます。

今回紹介したいのは

AKROGLAM (アクログラム)

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akroglam.com

というコンテンツです。先月突如としてスタートして今週第1弾となる楽曲をリリースした本当に新しいコンテンツなんですけど、これが本当に面白そうなんですよ。音楽オタクとしてはぜひ今後の動向を追っていきたいと思ったしもっと知名度を広げていきたいとも思ったので、どんなコンテンツなのかとか楽曲の魅力とかまたいつもの感じのノリで書いていきたいと思います。ぜひよろしくです。

 

 

「AKROGLAM」の世界観について

AKROGLAMが掲げる軸となるコンセプトが、

音楽×物語

というもの。「AKROGLAM」というのは作中に登場する「世界最高のデュオ=アクロスターを決める音楽フェス」の名前で、そこに挑もうとする2人組たちのそれぞれのストーリーを音楽と共に描いていくという展開の仕方をしています。現在までにMINERALSRUBYSTASASTRAMという3組のユニットが登場してきています。それぞれのユニットは全く違うバックグラウンドやストーリーを持っているのですが、これはそれぞれの楽曲の中でまた話していくこととしましょう。ホームページを見ていただけると分かりやすいほかYouTubeでボイスドラマも展開しています。

 

実際のシーンで活躍する盤石の作曲陣

AKROGLAMの大きな特徴が、実際のヒップホップシーンやクラブシーンで活躍するミュージシャンをコンポーザーとして招いていることですね。今このブログで電音部を大々的にプッシュしてるんですけど、あっちもコンポーザー陣を実際に現場で活躍するトラックメイカーで固めているのが最大の強みなのと、あとヒプマイなんかもCreepy Nutsなどをはじめ実際にラップシーンに携わるコンポーザーを起用しているのも成功の要因として考えられたりするので、このコンテンツもその流れを引き継いでると言えそうです。個人的にはこれからの二次元音楽コンテンツの音楽はアニソンを離れてより実際のシーンに近い形態を取っていくことが多くなるような気がしてますね。

AKROGLAMの第1弾のコンポーザーはANIMAL HACKPEARL CENTER (TiMT×MATTON)Pa's Lam Systemの3組。今回のこれを機に初聴きだったアーティストもいるのですが、前線のダンスミュージックであったりHipHopサウンドを高いレベルでやっている人達(語彙力)であり、AKROGLAMの楽曲にもそれぞれの経験が上手く落とし込まれています。

 

楽曲紹介

Show Your Eyes - MINERALS (エノ[CV. 荻野葉月]、アオルタ[CV. 平流エレン])

作詞・作曲・編曲:ANIMAL HACK


MINERALS『Show Your Eyes』Music Video

アクログラムで掃除屋のバイトをしていた少女・エノが、未練を抱きながらもパートナーがいなかった女性・アオルタに声をかけられてエントリーしたところから結成されたユニット、MINERALS。シンデレラストーリー色が強いユニットっぽいですね。ボイスドラマを見てもらうことで歌詞のストーリー性がより良く分かってくるんですが、最初経験のなさ、舞台の大きさから怖気づいているエノがアオルタに背中を押され、ステージを楽しむ気持ち、彼女たちの歌うことの喜びがそのまま歌詞になっています。この曲、トラックメイキングもさることながらボーカルの技術がかなり高いなって思いました。リズミカルなメロディの中で高音を綺麗に聴かせるの結構スキルが要ると思うんですけど、見事にそれがクリアされてます。それぞれ声質は全然違うんですが、トラックの中で互いに見事に活かしあってると思います。声優さんの名前は聞いたことがなかったんですがこれは今後注目していきたいところかなって感じがしましたね。

この曲のコンポーザー、ANIMAL HACKはHipHopを軸としながらギターなどの経験もトラックの中に組み込んだトロピカルなサウンドが持ち味で、シンガーソングライター4s4ki(あさき)のアルバム「NEMNEM」のプロデュースやヒプマイ「BLACK OR WHITE」の作曲など、今注目のトラックメイカーです。

 

Sympathy - RUBYSTAS (スピサ[CV. 大地葉]、ケーヴァ[CV. 城戸香織])

作詞:MATTON 作曲・編曲:TiMT


RUBYSTAS『Sympathy』Music Video

有名音楽プロデューサーを父に持つ歌姫・スピサと2年前に解散した謎のデュオの元メンバーであるケーヴァのユニット・RUBYSTAS。先程のMINERALSとは打って変わって知名度、実力共に十分なユニットです。声優は実力派としての地位を固めつつある大地葉さんと新人の城戸香織さんという方なんですけど、これが新人とは思えないレベルで上手い。普通にプロのシンガーでは?って思うくらいには2人とも上手い。楽曲はスウィングのリズムが特徴的なR&B、ソウル系統のサウンドで、ここのキャラクター2人の大人な雰囲気が存分に表現されてます。作詞・作曲を手掛けたMATTONさん、TiMTさんが所属するバンド・PEARL CENTERはR&Bやアシッドジャズの系統に加えシティポップなど多彩な要素を持つ音楽を制作していて、最新作「短夜」ではKan Sanoさんとコラボするなど、なお様々な音楽性を追求しているアーティストです。電音部の「Haiiro no kokoro」の際も言ったんですけど、二次元コンテンツでR&Bとかやってくれるのは声優さんの違う歌声の一面が見れるいい機会だったりするのでもっと増えてほしいと思いますね。

 

ルシオン - ASTRAM (ニナ[CV. 鈴代紗弓]、レナ[CV. 内山茉莉])

作詞・作曲・編曲:Pa's Lam System


ASTRAM『イルシオン』Music Video

Pa's Lam Systemというとクラブ界隈にいるとかなり聴き馴染みのある名前です。渋谷clubasiaで開催されるイベントでは結構頻繁にYUC'eさんやPSYQUIさんといった面々と並んで出演することが多かったり、あとCY8ERにも1曲提供していたりと、渋谷クラブ系のファンから多く支持を受けるトラックメイカーですね。

3組目のASTRAMは前回アクログラムの覇者「アクロスター」で、今登場してくる3組のユニットの中で最も強い存在です。彼女たちの楽曲「イルシオン」は先2組の曲とは大きく異なったアッパーなダンスチューンで、メロディ自体はアニソンの流れも多少なり汲んでるような気がします。ただ1点、優勝者という立ち位置や強気なキャラクター性とは裏腹に歌詞の中には内向的な表現なんかもあったりして、それが今後の展開でどう描かれてくるのかなっていうのが気になるところではあります。それにしても、パズラムのコンセプトに合わせたサウンドを作る技術はすごいなって思うんですよね。自身の代表曲「TWISTSTEP」はじめ自分の活動ではゴリゴリにFuture Coreをやっているんですが、CY8ER「ユメゾラココロ」や今回の曲だったり、強い音を鳴らしながらもアイドルらしさ、アニメらしさを両立していて、対応力がすごいなって思うところです。

 

 

まとめ

まだ僕自身これの存在を知ったばっかりで持っている情報が少ないのであんまり分厚い紹介は書けないのがあれなんですが、とりあえず、音楽好きなオタクは間違いなく追って損はしないコンテンツだと思います。特に電音部が刺さるようなら絶対にこっちも見ておいた方がいいですね。実際のシーンからコンポーザーを起用している点では確かに電音部と同じなんですけど、あくまでこのコンテンツのストーリーはボーカルコンテストの存在を軸に展開していくので、ボーカルが主役、トラックはあくまでボーカルを引き立てるものという展開をしてくるはずなので、とにかく尖ったトラックを追求して今までの二次元コンテンツにはないサウンドを取り入れようとしている電音部とはこの時点で魅力の棲み分けが出来ているはずなので、個別に好きになることでより深い魅力をい発見できるような気がしてます。特に本格志向のボーカルはこのコンテンツのかなりの強みです。初期の時点でこれほどのレベルのアプローチをして来るとなれば今後もかなり質の高いものを提供してくれるんじゃないかっていう期待が持てます。

 

と、こんな感じですね。この先どんな感じでやっていってくれるのかまだ先は読めないですけど、とりあえず僕は応援していきたいしもっと知名度を増やしていきたいですね。こういうコンテンツって僕らが思ってる以上に脆いので。実際今年にも曲良いなって思ってたコンテンツが程なくして消えたってことがあったので、良いものは良いってちゃんと布教していくことはオタクの重要な仕事なんじゃないかと思いますね。はい。というわけでこれ読んで気になってくれた方いたらぜひチェックしてください。ぜひ。よろしくお願いします。。。