リーティアの隙あらば音楽語り

サブカル系音楽を中心に自分が気に入ったものを布教するだけのブログです

クラブミュージックに片足を突っ込み、抜けなくなった2020年

いつも読んでくださっている方も今回初めて読んでくださっている方も、こんにちは!

 

今回の記事は、僕のフォロワーであり音楽オタクとして尊敬させていただいているなまおじさんの企画、「楽曲オタク Advent Calender 2020」に寄稿する特別記事です。そのため今まで書いてきた内容と多少...どころかかなりの被りが発生しているとは思いますが、ご了承ください。

adventar.org

 

 

★はじめに

僕にとっての2020年と言えば、やっぱりクラブミュージックにハマった1年でした。そして単にあるジャンルの音楽にハマった、という以上にそれまで持っていた価値観とか固定観念とかを色々ここにはまってぶっ壊されたな、っていう気がしていて、ある意味僕の音楽趣味にとって転機ともいえる1年でしたね。そんな1年のまとめと、クラブミュージックって面白い!クラブって楽しい場所じゃん!っていうのをもっと多くに人に共有したいので、そんな色々をたっぷりのボリュームで書いていきたいと思います。またとんでもない文章量になると思いますが!!それでも飽きないって方はどうぞお付き合いください!!!!

 

★クラブミュージックにハマったきっかけ

本当に元を辿っていけば、元々kzさんの音楽が大好きで。ボカロにハマったきっかけはTell Your Worldだったし、アニソンにハマったきっかけもやっぱりkzさんが作ったironyだったし。その頃からkzさんのDJプレイなんかも配信で見ていたりはしたんですけど、それでも何かEDM、クラブミュージックっていう界隈そのものは自分とは縁のないような世界な気がしていたんですよね。そんなところでそれをガラッと変えたのがたまたま聴いたKizuna AIのFuture Base (Prod. Yunomi)だったんですよ。あれがめちゃくちゃかっこよくて。そこから色々なトラックメイカーや音源を漁っていくうちにあれよあれよとこっちの世界の住人になってました。その中で、一見パリピの文化のようにも見えるクラブって実はこんなにもサブカル寄りだったんだっていうのを肌で感じましたね。


Kizuna AI - future base (Prod.Yunomi)

 

★クラブってめちゃくちゃ楽しい!

そんな中でこっちの音楽を好きになって本当にまだ間もない2月下旬だったんですけど渋谷のclubasiaでFUTURE WHAT'Sっていうイベントがあったんですね。

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まぁこんな感じで、インターネットのクラブミュージックを追ってれば全員お馴染みの面子大集合で、面白そうだなと思って前日に参加を決めて行ったんですけど、果たして今まで生歌のライブに行ったことしかない人間がクラブという場に行って本当に楽しめるのか?みたいな疑念は正直あったんですが。

......めちゃくちゃ楽しいやん!!!!!!!

現場は生歌・生演奏しか勝たんやろくらいに思ってた価値観を完全にぶっ壊された瞬間でした。DJ楽しいな!!!!やっぱりどういう形であろうと爆音で浴びる音楽は楽しいんだなっていうのを感じた初クラブでした。それからはCなんとかのせいで実際の現場からは足が遠のいてしまったのですが、またクラブが再開し出した9月頃からは結構な回数足を運んだりして、気付いたら今年行った現場クラブばっかりになってました。

クラブのいいところって、圧倒的にカジュアルな場所だっていうのがあって。中での楽しみ方はそれぞれの自由なんですよ。ずっとフロアに張り付いて音楽を浴びてても、ずっとバーカンで酒飲んでても、好きな曲が来たらフロアに駆け込むとかでも何でもいいんですよ。迷惑さえかけなければ。そこがアーティストのライブの楽しみ方とは全然違って面白いなって感じました。

 

サブカルチャーとクラブミュージックが急接近した2020年

☆大盛況を見せた配信DJイベント

ここからは自分の話じゃなくて、ちょっとだけ客観的な話をしますね。

新手の感染症の蔓延によって全国各地のライブハウスやクラブが閉鎖に追い込まれましたが、その中でいち早く行動を起こしたひとつが秋葉原MOGRAでした。全国各地のクラブを繋ぎ配信するチャリティーイベント「Music Unity 2020」を計4回に及び決行し、その全てで1万人以上、もしくはそれに迫る視聴者を集めたことは記憶に新しいと思います。そもそもMOGRAはかねてより現地と並行してTwitch配信を行っていて、その経験がこうした有事に活きた形となりました。

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ここで浮き彫りになったのは、クラブというコンテンツには予想以上の集客力がある、ということだったんじゃないかと思います。完全無料だったとはいえ、1万人という数字はとても大きいし、このイベントを通してクラブに興味を持ってくださった方も、これを読んでくれている方の中にも多くいらっしゃるかと思います。さらにこの他にもオタクとして知られるトラックメイカー・Porter Robinsonが主催した「Secret Sky Fes」も日本からもkz、Kizuna AI、長谷川白紙の3名が出演し盛り上がりを見せましたし、バンダイナムコによって企画された「ASOBINOTES ONLINE FES」ではMusic Unityを凌ぐ約16,000人の視聴者を集めるなど、配信DJイベントが各所で盛り上がった実績を踏まえれば、それまで遠い場所の文化のように感じていた多くの人たちにとってクラブをより身近な文化に感じてもらえるチャンスだし、情勢が落ち着いたのち、さらに規模を拡大していける可能性を大いに秘めているんじゃないかと感じます。

☆「電音部」の誕生

2020年のサブカル×クラブミュージックシーンを象徴する出来事と言えば、何と言っても「電音部」の登場に尽きると思います。日本のエンタメのトップランナーであるバンダイナムコが新たな鉱脈としてクラブミュージックにスポットを当てたことで、このフィールドが可能性を持っていることが改めて実証されたし、確実に次の時代の潮流を形成する要素の一つになるはずです。電音部については僕がこのブログで計4記事、3万字以上のボリュームで語り倒してしまったのでこれ以上言うことは何もないですが、クラブシーンに浸かってしまったオタクとしても、新しいエンタメ技術の実験フィールドとしても、大いに期待しているので今後が楽しみですね。

電音部についてのバックナンバー↓

letia-musiclover.hatenablog.com

☆アニソンに見られるトラックメイカーの進出&クラブサウンドの顕著化

そして2020年、アニソンシーンも大体10年周期の変革期にまさしく突入してきたところで、その中でここ1年前後でトラックメイカーがアニソンを書きおろしたり、そうでなくても顕著にクラブミュージックに近いアプローチをするアニソンが増えたりといったことが起きています。前者であれば今年夏にYUC'eさん、秋にはYunomiさんがアニソンを書き下ろし、来年冬のアニメ「幼女社長」ではNeko HackerがOPを担当するなど、ここにきて一気にトラックメイカーがアニソンに進出し始めました。ここからは主に後者の話をしていきます。昨年のリリースになりますが、やっぱり最初にひと際目を引く曲と言えば、田中秀和氏作曲の「Share the light」でしょう。


Run Girls, Run! / Share the light

クラブミュージックのサブジャンルであるFuture Core、Drum'n' Bassを取り入れるだけでなくそれを本場のクオリティの限りなく近くにまで練り上げたうえ、アニソンの武器である聴かせるストリングス、さらに生のバンドサウンドも惜しみなく入れた全方面において隙のない一曲。ただただ田中秀和が無敵すぎる。

さらに秀和氏は3月に発売され全面プロデュースを手掛けた鹿乃さんのアルバム「yuanfen」でインターネット出身のトラックメイカーであるAireさん、Norさんをアレンジャーに起用するなど、積極的にクラブサウンドを自分の音楽性に取り入れています。このアルバムについても感想ブログを書いてるので是非読んでね。

letia-musiclover.hatenablog.com

 さらに今年に入ってからも目を引く楽曲が多数ありました。1つが「はてな☆イリュジョン」OPでLiyuuさんが歌う「Magic Words」

www.youtube.com

作曲はアニソン界におけるクラブサウンドの第一人者であるイノタクことTAKU INOUE氏。アニメのオープニングテーマとして、EDM界隈で盛り上がりを見せているジャンルであるSpeed Garageを大胆に採用した非常に画期的なアプローチで、そしてイノタクさんの強みでもあるディスコファンク的なサウンドはこのBPM帯でも健在です。というか今年のイノタクさんの仕事、エグいのしかなかったね、、、アングラ然りラピライ然り...

あとは何と言っても、つい昨日発売になったアニメ虹ヶ咲学園キャラクターソング「Butterfly」


【限定公開】Butterfly / 近江彼方(CV.鬼頭明里)【TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』第7話ダンスシーン映像】

ラブライブ!シリーズとしては前例のないFuture Bass。ですがコテコテのクラブサウンド、というよりかはしっかりとストリングスなどでこれまでのアニソン、ラブライブの流れとも丁寧にバランスを取っていて、新規性もありつつ聴きやすいサウンドに仕上がっているのが特徴的だと思います。虹ヶ咲は他にも電子音系に近いボカロPであるポリスピカデリー氏や国産EDMのトップランナーの一人であるTeddyLoid氏も起用していて、かなり音楽主体で攻めている印象があります。

 

さらにこの流れはアニタイだけでなく、声優音楽にも浸透してきており、かつそこに元々根付いていたものと合流して独自の発展を遂げようとしています。今回は今年出た曲の中から2つほど紹介していきます。まずは2月に発売された東山奈央さんのシングルより、「Lost Thorn In My Side」

Lost Thorn In My Side

Lost Thorn In My Side

  • provided courtesy of iTunes

この曲、最初聴いた時は途轍もない衝撃でしたね。2step、Future Houseといった流行のサウンドを取り入れたダンストラックと、ピアノの即興フレーズとウッドベースが幅を利かせる本格派ジャズサウンドという、2つの対照的な要素を1つの楽曲に混ぜ込んだ非常に挑戦的なナンバーです。表現の使い分けに長けた声優さんならではの手法がここに詰まっている感じがします。続いて紹介するのは水瀬いのりさんの「クリスタライズ」。

クリスタライズ

クリスタライズ

  • provided courtesy of iTunes

 これもめちゃくちゃ衝撃だったね。。。作曲は今大注目の若手作曲家、栁舘周平さん。こんなん作れるのマジ??? かなりあからさまなインターネット音楽みたいな作りしてるのにメロディとストリングスアレンジでしっかり、今までの水瀬いのりの流れをぶった切るようにはしてないんですよね。それでDメロでBPM上げてFuture Bassのドロップばりのフレーズ仕込んできたり、やってることが本当に変態のそれすぎる。あといのりんみたいな強火のボーカルでもこのサウンドで合わせに行ける技術の高さ、これが本当にすごかったなって思います。

 

★ぜひオススメなクラブサウンド in 2020

さて、ここまでは自分とクラブミュージックを取り巻く今年1年の出来事について紹介してきましたが、ここからは、もしこれからこういったジャンルの音楽を聴いてみたい!と思ってくれた皆さん向けに、今年出た中からオススメのナンバーをいくつか紹介していこうかなと思います。これを読んでくださっているあなたに刺さることを願って...

 

透明クリア - 福原遥

作詞:いしわたり淳治 作曲・編曲:Snail's House 3/11発売


福原 遥 2nd Single 透明クリア

実は今クラブミュージック界隈で注目されている元まいんちゃんこと福原遥さんのアーティスト活動。2ndシングルの表題曲となったこの曲は「Kawaii Future Bass」の先駆者であるSnail's Houseがプロデュースを担当。作詞は元SUPARCARのギタリストで現在は幅広くプロデューサーとして活躍するいしわたり淳治さん。この曲は「リキッドファンク」と呼ばれるドラムンベースをポップスに落とし込むジャンルの系譜のもので、そこにさらにFuture Bassのテイストも組み合わせることで、鋭さと浮遊感を両立させた独創的なサウンドを構築した一曲です。

福原遥さんはこの他Yunomiさんが提供した「箱庭のサマー」、Norさんが提供した「ハンドメイドセカイ」と、Kawaii EDM系統のトラックメイカーとのコラボが続いており、今後の活動にもかなり期待がかかります。

 

NEXUS (feat. rinahamu & KOTONOHOUSE) - 4s4ki

作詞:4s4ki 作曲:4s4ki, KOTONOHOUSE 編曲:KOTONOHOUSE 4/22発売 アルバム「おまえのドリームランド」収録曲


4s4ki - NEXUS feat.rinahamu(Official Music Video)

歌のみに留まらず自らトラックメイキングもこなす期待の若手アーティスト4s4ki(あさき)さん。こちらは様々なアーティストとコラボしたアルバム「おまえのドリームランド」より、アイドルユニットCY8ERのリーダー苺りなはむ、トラックメイカーKOTONOHOUSEの両名とコラボした曲です。この楽曲のすごいところ、Future Bassを軸に2stepを入れたり、この辺りはトレンディなトラックメイキングなんですけど、ただクラブサウンド一辺倒というわけではなく、そこにドリームポップを想起させるギターのフレーズが加わって、その絡み合いのバランスが絶妙なんですよ。その中で4s4kiさんのハスキーな歌声とrinahamuさんの幼さの残る甘い歌声、2つの全く性質の異なるボーカルがトラックの一要素として最大限機能してます。

これともう一つ、逆にrinahamuさんの楽曲に4s4kiさんが参加した「ヒーロー」もおすすめです。NEXUSとはまた異なるスローテンポの4つ打ち、ストリングスなども入れた優雅なアレンジが特徴的な一曲でまた違った魅力を感じてもらえうんじゃないかと思います。

ヒーロー (feat. 4s4ki & KOTONOHOUSE)

ヒーロー (feat. 4s4ki & KOTONOHOUSE)

  • rinahamu
  • エレクトロニック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

Throwback - Marpril

作詞:uyuni 作曲・編曲:LADY'S ONLY 11/1MV公開 12/7発売


LADY'S ONLY feat. Marpril - Throwback

本格派サウンドとパフォーマンス、映像技術で魅せる今アツいバーチャルユニット・Marpril。今までの楽曲もかなりクラブユースを突き詰めていてかっこよかったですが、今回の楽曲は衣装を一新し、よりクールな印象となりました。2stepを基調にLADY'S ONLYの持ち味である強力なベースラインが特徴で、さらにサビメロをキャッチーに仕立てているからこそよりトラックの鋭さが際立ってますね。あとLADY'S ONLYというとサウンドロゴが特徴的で、楽曲提供でどうそれを入れてくるのかというところで、ラップパート後ウィスパーボイスで入れてそのままドロップに持っていくのズル過ぎた。最高だろ。

LADY'S ONLYは今年のMEGAREXのコンピレーション「SPD GAR 003」にもオリジナル曲「Square Connection」を提供していて、こちらも同じようにキャッチーなボーカルと治安の悪いベースラインのギャップが病みつきになる一曲です。

Square Connection (feat. Such)

Square Connection (feat. Such)

  • LADY'S ONLY
  • ハウス
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

voke - やなぎなぎ

作詞:やなぎなぎ 作曲・編曲:kz(livetune) 12/9発売 アルバム「エメラロタイプ」収録曲

先週発売されたやなぎなぎさんのオリジナルアルバム「エメラロタイプ」よりkzさんプロデュースの楽曲。これまでから音楽性を一新し、やなぎなぎの原点であるエレクトロニカへの回帰も感じられた本作は、"電子音楽トリックスター"Serph(サーフ)やキーボーディスト・渡辺シュンスケによるプロジェクトSchroeder-Headz(シュローダーヘッズ)などといった豪華なコンポーザーが揃っています。その中でこちらの曲はこれまでのなぎさんでは見られなかった、突き抜けるように爽やかなFuture Bassになっています。Future Bassとはいえ、ピアノやシンセの使い方はとてもポップで、ポップスとクラブミュージックの両方を渡り歩くkzさんならではの技術が詰まってると思います。「voke」という単語は「呼びかける」という意味で、「気になるあの子に話しかけたい」という気持ちがなぎさん自身の表現によって歌われる、共感性の高い歌詞もとても魅力的でした。このアルバム、本当に完成度高いのでみんな聴いてほしいですね。

 

CY8ER」 - CY8ER

ベストアルバム 12/9先行配信開始 12/16発売

さっきも少し名前を出させてもらったCY8ERですが、実は来年1月10日の武道館公演をもっての解散が決まっていまして。それを前にこれまでの活動を総括するベストアルバムが今週(先行配信は先週)発売されました。収録曲にはメインの作編曲を担当しているYunomiさんの他、KOTONOHOUSEさん(M19~M23(22,23はYunomiさんと共作))、yuigotさん(M8)、PARKGOLFさん(M9)といったトラックメイカーが揃っています。どれも聴いてほしい曲ばかりですが、今回は新録曲「Everything's Gonna Be Alright」と「時をとめて」について紹介していきます。

とりあえず、Yunomiさんまたエグいことやってるよ。。。Yunomiさんが電音部に提供した「Hyper Bass」で見せた、キックの音を伸ばしてサブベースに転用するっていう技をこの2曲でもまた使ってるんですね。「Everything's Gonna Be Alright」の方ではさらに最小限の音数のみで構成されていることによってよりベースが存在感を放ってます。それでいてメロディはキャッチーで前面にえげつなさは感じない仕上がりになっててCY8ERの集大成のひとつとして最高の曲でした。「時をとめて」はそれとは対照的。冒頭から不気味なバグパイプとサブベースが鳴り出し、既に只者じゃないオーラを纏っているんですけど、終始この音が鳴り続け、さらにコード進行もなくてほぼ全部単一のコード開始3分まで曲が進み続けるとかいう、アイドルソングという括りで見れば全てが異様な曲でした。他に見られた技だと、「恋のうた」でやってた一度使ったメロディをテンポを倍にして繰り返すといったようなものも見られて、まさにYunomiさんの作曲技術を総動員したとんでもない曲、という印象でしたね。

Yunomiさん、来年におそらくnicamoqさんとコラボした「ゆのもきゅ」の続編が出るんですけど、この調子だともはやどんなのが来るのか怖くなってきますね。流石にヤバそう...。

 

★おわりに

以上、クラブミュージックにハマったよって話とそのオススメでした。

現実問題としてはなかなか国内だとクラブミュージックって結局アングラだよなっていうのが今の課題で。何だかんだオタク目線だとどうしても陽のカルチャーだなって思われてしまっているところがあってそれで近寄りがたいのかなっていう感じがあるんですよね。かつては自分もそうだったので。あとはアニソンとかとは決定的に曲の構造が違う。基本的にベースミュージックで下地が大事なので、そこがウワモノ重視のアニソンとの大きな違いだなっていうのを感じてました。ただ、

このジャンル、普通に楽しいし奥深いよ!!!!!

っていうのは間違いなく事実です。EDMなんてどれも同じとか言ってるニワカいますけど全然そんなことない。むしろ打ち込みだからこそその人の個性がより色濃く出る、そういう世界です。音を突き詰めるっていう点ではまた生楽器とは全然違うベクトルで、トラックメイカーってすごいプロ意識持ってこれやってるのは聴いてもらえば本当によくわかってもらえると思います。あと陽っていう先入観については、もうここでずっと話してきたように、かなりオタク文化のすぐ近くにあります。VTuberなんかはもう本当に隣り合わせだし。それとこれはついこの間得た知見だったんですけど、今K-POPがかなり本格的にクラブユースになりつつあるんですよね。


IZ*ONE (아이즈원) - 비올레타 (Violeta) MV

たまたま先日お邪魔した「暴音部」っていうクラブイベントでIZ*ONEをかけてたDJさんがいてそこから漁り始めたんですけどこれが強くて。特にFuture House方面がK-POPどんどん強くなってて、来年はこっちの音楽もどんどん掘っていきたいですね。思えばMU2020とかのクラブイベントからほぼ毎回K-POPはかかってたし、今活躍してるトラックメイカーでもかなりの数の韓国出身者がいるし、今後クラブを楽しむうえではかなりマストなフィールドなんじゃないかな~って思います。というか既にマストだった。また掘ります。

 

というわけで、またつらつら書いてたら9000字オーバーの怪文書になっちゃった!!!!多分アドベントカレンダーに上がてるやつの中ではかなり異質な記事になっちゃったんじゃないかと思います... そもそも半分以上曲紹介してないし。。。それでもそれなりに読み応えのあるものは書けたんじゃないかな~と思うので、これを読んでくださったあなたはぜひ!!来年は!!クラブミュージックいかがでしょうか!!!!特にコンポーザーオタク気質がある人はクラブってそもそもコンポーザーが主役のフィールドなので絶対こっちのカルチャー楽しいですよ。ぜひ一緒に現地で好きな音楽について語らいながら床になりましょう。僕からの究極の願いはこれです。と、いうわけで以上アドベントカレンダー特設記事でした。クソ長文に付き合っていただき本当にありがとうございました。。。